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廊下の間取りと動線

Posted on 5月 20th, 2015 by マードック鈴木  |  コメントは受け付けていません。

住まいを新築する時、当たり前のことですが、LDKや水回りやプライベートルームといった居住空間を中心に、間取りを考えていきます。
しかし、間取りによっては、廊下を長く取ることになったり、階段を設置する場所が決められたりします。

廊下が長くなればなるほど、住まいの中に、動線しか利用できないスペースを大きく取ることになります。
だからと言って、廊下の幅を狭くすると、普段の家族の移動が不便になります。将来、家族が高齢になって、介護が必要になった時、介助するのも難しいですし、車椅子も利用することができなくなってしまいます。

私の友人が二世帯住宅を新築する時、玄関ホールから真っ直ぐ東側に廊下を伸ばし、その突き当たりに、両親の居間と寝室を作りました。
その廊下の南側には、家族皆がくつろいだり、食事をしたりするLDKを、廊下の北側に、シューズインクロゼット、洗面脱衣所、バスルーム、トイレを配置しました。
両親のプライベートスペースを独立させると同時に、高齢になっても、トイレやお風呂などが便利なようにしました。
そのため、どうしても、廊下が長くなってしまいました。

将来、介護が必要になった時、介助しやすく、また、車椅子が通りやすいように、廊下の幅を広めにしました。
両親の生活動線にしか使わないスペースなのに、結構スペースを割くことになってしまいました。
そこで、廊下の北側の壁を利用して、吊り戸棚を設置してもらいました。
ここに、花器や掛け軸や色紙や家族のアルバムなどを収納しました。
かなりの収納量を確保することができました。

しかし、地震の時に、思いがけず、扉が開いて、中に入っていたものが落ち、散乱しました。花器が割れて、歩くのも危険でした。
廊下は、災害時には大切な避難経路になります。
収納を設けるにしても、充分に安全を考えなければいけないと思いました。